1月16日(火)にホテルモントレ大阪にて2024年新年互礼会が行われました。
 

小西理事の司会進行により、予定通り開宴。
まず、はじめに令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に対して１分間の黙祷を実施し、会場内に設置した支援金箱についてお願いをしました。

 

次に、萬谷誠理事長から開宴にあたって
「皆様、本日は、ご多忙の中を関シ協新年互礼会に多数ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。2024年新春を迎えるにあたり、組合を代表いたしまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。新年早々、元旦には能登半島地震、2日には飛行機事故が発生するという、思いもしない2024年の年明けになりました。お亡くなりになりました方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、ご遺族、また被災されておられます皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。今も余震がある中、救出作業が続いているようですが、皆さまの今後の生活の安全と、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

さて、私共は、これまで組合運営に携わり、組合活動を皆様とのご協力のもとで、積み重ね、努力してまいりました。
主な活動といたましては、シーリング技能士検定試験、シーリングスクール等各種講習会、出前講座、シーリンググランプリの開催など皆様のご協力のもとに運営してまいりました。

昨年8月にはシーリング技能士1級、2級の技能検定試験を行い、1級54名、2級3名の新たな技能士が誕生いたしました。

また、11月には、出前講座を修成建設専門学校において実施いたしました。出前講座は若年技能者人材育成支援の一環で、ものづくりマイスター等を派遣し、若い方に少しでもシーリング防水作業に興味を持っていただけるように講座を設けているものです。活路開拓委員会が担当しており、今年においては就職ガイダンスまで話を進めていただくこととなりました。もしかしたら、この出前講座からこの業界に飛び込んでくれる若い方が誕生するかもしれないことから、非常に楽しみにしているところです。
 

さらに、今年の4月上旬にはシーリンググランプリの開催が予定されており、皆様もご存じのとおり昨年から全国シーリンググランプリとなり、全国の職人さんが一斉に会して技量を発揮するもので、大会場所は昨年と同様尼崎で開催されるものです。関シ協においてはそれを見据えて関西予選を予定しております。今回はフューチャー委員会が若い方々が中心となって運営していただき開催することとしております。このシーリンググランプリは職人さん同士の技量を切磋琢磨することで、各々の技能の向上を目指すとともに、シーリング技能士の社会的立場向上、しいては業界の発展を目的としておるものです。今年で10回目となります。今回は26人の全国の職人さんで全国大会の決勝が行われますが、競技終了後に、「どんな道具を使っているのか」、「どういった形での作業、どう施工したのか」といったことなどの意見交換会をやる予定です。
関西が開催場所となっております。また、オープンでの開催となっておりますので、ご見学を頂ければ、その意見交換会が意味あるものとなるのではと考えております。職人さんの技能の向上という点につきましては、少しずつですが目的が達成されているのではと思っておりますが、シーリング技能士の立場の向上、それと業界の発展ということについては、全国展開を図っているシーリンググランプリにおいても、まだまだ考えていかないといけない部分、勉強していかなければいけない部分が残っているのではないかと思っておりますので、その達成に向けて努力してまいりたいと思っております。
ぜひ皆様におかれましては、ひとりでも多く全国シーリンググランプリにご見学に来ていただいて、大会を盛り上げていただく、ということが目的を達成するうえで一番の近道ではないか、と感じておりますので、4月の開催について、ご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

まだまだ、原材料・エネルギー価格の高騰、人手不足の深刻化など、厳しい現状ではありますが、私共はものづくり企業として「品質へのこだわり」、お客様により高い満足を提供でき、社会に貢献できる組合を目指して行きたいと思います。

これまでと同様に皆様からの、より一層のご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。最後になりますが、本日ご出席の皆様方のご発展とご健勝、ご多幸を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。本日は、どうもありがとうございます。」
と挨拶されました。
 
 

次にご来賓の方々のご紹介の後、ご来賓を代表して佐藤茂樹衆議院議員と石川博崇参議院議員からそれぞれお言葉をいただきました。

佐藤衆議院議員挨拶

石川参議院議員挨拶

続いて、三橋一弘副理事長へ「大阪府中小企業団体中央会会長表彰」が中央会の柴田昌幸専務理事より授与されました。

 

次に祝電の紹介があり、
最後に、来賓を代表して中村日本シーリング材工業会大阪支部長により乾杯のご発声をしていただき、懇親会となりました。

 
 

懇親会の中盤には、今回新たな試みとして組合員をはじめ賛助会員、なにわ会員が一堂に会するこの機会を活かして、各委員会からプロジェクターを活用した事業報告が以下のとおりありました。

①　最初に蛎崎理事より活路開拓事業であるワークショップ、出前講座、就業ガイダンスについての事業報告がありました。
 

②　次に、福重理事と真野委員長からフューチャー委員会の事業として進めているSNS事業についての目的、内容、現在の進捗状況などの報告がありました。
 

③　最後に西原専務理事から今年実施する予定の全国シーリンググランプリの開催日等実施について、と昨年実施した全国シーリンググランプリの内容についての報告がありました。

組合員をはじめ、参加者全員が興味深く、熱心に聞いていただくなど、大変有意義なものとなりました。
 
 

中締めは、三橋一弘副理事長から締めの挨拶があり、「ご安全に」のご発生でお開きとなりました。